宇部興産は9日、炭酸ジメチル(DMC)の合弁会社を中国に設立することについて、河南省中原大化(中原大化)並びにハイケムと合意したと発表した。

合弁会社は、中国第二の石炭事業会社でアジア最大の石炭ガス化企業でもある河南煤業化工集団の子会社である中原大化が51%、中国での化学品事業に精通しているハイケムと宇部興産がそれぞれ24.5%を出資して河南省に設立する予定。中原大化の工場隣にDMC10万t/年の製造設備を建設し、2013年内の稼動開始を目指す。

DMCは樹脂原料、医農薬原料の他、無公害型の塗料溶剤として注目されており、更に中国ではガソリンや特に軽油の無公害型添加剤として、また世界的なエコカーへの需要本格化に伴い、リチウムイオン二次電池(LiB)の電解液溶剤としても需要急増が見込まれている。