14日の開業が待たれる清水PA(ネオパーサ清水)《撮影 中島みなみ》

14日に供用を開始する新東名の一部の施設で、エリア放送(エリアワンセグ)による渋滞情報の提供サービスが試行される。

放送が開始されるのは、新東名の静岡SA(上り:静岡市葵区小瀬戸、下り:同区飯間)と清水PA(静岡市清水区小河内)の2施設。

中日本高速は開業の14日を目指して放送の準備を進めている。総務省東海総合通信局は3月8日に、同社に対して実験試験局の免許を交付した。

放送エリアは、2つのSA・PAの施設と駐車場内。受信機能を備えた携帯電話、スマートフォンなどで視聴することができる。

エリア放送音声に加えて、画像や動画でも渋滞や事故情報がわかるので、提供できる情報量は豊富だ。視聴者は休憩中の車内や施設内で、新東名から東名への乗り換えなどルート変更を運転にわずらわされることなく考えられる。また、ラジオを装備していないライダーの利用も期待されている。

エリア放送による情報提供は、「フォーミュラ・ニッポン」開催のサーキットなどでレース情報を提供するなどの実績がある。

4月2日に総務省の省令改正で、エリア放送の免許が受けられるようになり、特定エリアでの放送は容易になっている。

しかし、放送を希望する特定エリアに、必ず空き周波数(ホワイトスペース)があるとは限らないこと。既存の地上デジタルテレビ放送や視聴に、後から設置されるものも含めて影響を及ぼさないことが免許交付の前提となる。そのため、他のSA・PAにも拡大できるかどうかは未定。

同社は12年末日まで実験を行い、その効果を検証した上で、来年移行の本格運用と拡大について判断する。