ファーストフードの並ぶフードコート《撮影 中島みなみ》

新東名高速道路(御殿場JCT〜三ヶ日JCT)の開通を14日に控え、7日から各地のSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)の内覧会が始まっている。7日の午後に開催されたのは、御殿場から三ケ日に向かって5番目のSA・PAとなる掛川PA(静岡県掛川市倉真)だ。

新東名では既存の高速道路より、SA・PAの個性がより鮮明になった。掛川PAのコンセプトは「職業・商用ドライバ御用達」。プロドライバーの普段使いのPAとしての役割を鮮明にしている。

今回開通する新東名のPAの中では、唯一、掛川PAだけにある「ドライバーズ・スポット=ドラスポ」には、コインシャワールーム(200円/10分)やコインランドリー(洗濯機200円/回、乾燥機100円/30分)が設置された。

シャワールームの奥には、パーソナルスペースに区切られたリフレッシュ・コーナー(500円/3時間)やマッサージ機(200円/10分)も備えられている。

ドラスポを手がける天神屋は、「天神屋」の名称で弁当や惣菜を静岡県内で約100店舗を展開する。静岡名物の「しぞ〜かおでん」を四角のおでん鍋に入れて販売することで、同県ではおなじみおの店だ。

そのためドラスポの店舗でも、路面店の天神屋と同じようにおでんや弁当、オリジナルのお茶や漬物などを販売する。店先はテイクアウトの弁当店のようだが、奥に進むとリフレッシュ・スペースが広がるというユニークな店舗だ。

フードコートに参画する店舗は、手軽に食べられるファーストフードが中心だ。上下線共通で「そば処 吉野家」、石焼ビビンパの「石焼ビビンパ」、カフェ「PETERPAN(ピーターパン)」がある。これらの運営は、牛丼の吉野家とその関連会社のピーターパンコモコだ。また、下り線には讃岐うどんの「はなまる」(はなまる)が入る。いずれもワンコインで食べられる価格帯だ。

買い物の楽しさや豊富なメニューを求め、SAは大型商業施設化している。PAには運転を日常生活にするドライバーにはちょうどいい使いやすさが求められていた。しかし、この使い勝手は、プロドライバーならず、急変した天気で服をぬらしたライダーにも役立ちそうだ。

「ドライバーズスポット」の店頭では静岡名物の「しぞ〜かおでん」も販売している《撮影 中島みなみ》 マッサージチェアの奥に、リラックスできるパーソナルスペースが並ぶ「ドライバーズスポット」《撮影 中島みなみ》 新東名 掛川PA(下り線)《撮影 中島みなみ》 「ドライバーズ・スポット」の中にあるコインシャワー《撮影 中島みなみ》