トヨタ自動車・小林一弘常務役員≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車は6日、主に新興国市場をターゲットにした世界戦略車IMVシリーズの累計生産販売台数が3月末に500万台に達したと発表した。

IMVシリーズは、世界各地の市場に導入することを前提に開発された3車型のピックアップトラックおよびSUV、ミニバンで構成されている。2004年から販売が開始された。現在、11の国と地域で生産、日本・北米・中国を除く世界170か国・地域で販売している。

トヨタの小林一弘常務役員は同日、都内で会見し「昨年は東日本大震災やタイの洪水によって大きな影響を受けたが、比較的早期に生産能力の回復ができ(前年比4万台減の)77万台の販売につながった。今年以降は市場の拡大が続いているので、更なる販売の増加が見込まれる」と述べた。

一方、IMVのチーフエンジニアを務める中嶋裕樹氏は「世界各地域の使用環境をしっかり勉強し、各地域に対応した商品を愚直に開発してきたことや、各地域の隅々にわたってサービス対応してきたこともあって500万台という大きな数字を達成できた」と振り返った。

IMVはInnovative International Multi-purpose Vehicleを略したトヨタの社内呼称。IMVというモデル名では販売しておらず、ピックアップトラックは『ハイラックス』、SUVが『フォーチュナー』、ミニバンでは『イノーバ』などの名称が使われている。

トヨタ自動車・中嶋裕樹チーフエンジニア≪撮影 小松哲也≫ 大幅改良を受けたトヨタの新興国向けSUV、フォーチュナー(デリーモーターショー12) 大幅改良を受けたトヨタの新興国向けSUV、フォーチュナー(デリーモーターショー12) トヨタ・キジャン・イノーバ(ジャカルタモーターショー11)《撮影 土屋篤司》 大幅改良を受けたトヨタ・イノーバ(デリーモーターショー12)