戸田工業は、世界最高水準の保磁力性能を持つジスプロシウムフリーのネオジ系レアアース磁石材料を開発した。

この高性能ネオジ系希土類磁石材料は、HDDRプロセス(水素化・相分解・脱水素・再結合)で生産されるもので、レアアースの中でも特に高価で入手困難なジスプロシウムの含有量を完全にゼロにした高性能磁石材料となる。

同社は既にHDDRプロセスによる高性能ネオジ系希土類磁石材料を中国の天津工場で生産し、ハイブリッドカー(HV)のモーター向けに供給している。今回開発したネオジ系レアアース磁石材料は、既存のHDDRプロセスにより生産できるため、生産コストも低減でき、経済性、実用性に優れた材料となる。HVなどのエコカーや省エネ家電向けに供給を目指す。

同社は、現在の年間生産能力50tを2013年に向け500t規模になるよう投資を検討、将来に向けては年産2000t、100億円規模の事業を目指す。