国土交通省は4日、ドライバーが酒気を帯びているとエンジンを始動できないようにする「呼気吹き込み式アルコール・インターロック装置」の技術指針を策定した。

飲酒運転を未然に防止するため、欧米などで実用化されている装置で、諸外国での装置の性能などを参考にして、基準を定めた。

ドライバーの呼気中のアルコール濃度を測定し、規定値を超える場合にはエンジンを始動できないようにする。機能試験では、エンジン始動可能状態にする設定値を日本の酒気帯び運転規制値である呼気1l中0.15mgとして行うよう求め、アルコール濃度が異なる試験ガスを3分以上の間隔で連続10回吹き込んで機能を確認する。

飲酒運転に対する罰則強化などにより、飲酒による事故は減少傾向にあるが、なお1年間に約5000件の飲酒事故が発生し、死亡事故も約270件発生している。

日本国内でも、事業用車両を中心にアルコール・インターロック装置を自主的に導入する事業者もいるようだ。

ただ、義務付けなどの制度化については、警察庁とも連携して今後の飲酒事故発生状況なども踏まえて検討する方針で、直ちに制度化される状況にはない。