フィスカー・アトランティック

アメリカの新自動車会社、フィスカー・オートモーティブ社は、現地時間4月3日にニューヨークでEVレンジエクステンダー型プロトタイプを発表した。競争力のあるクルマとして開発されてきた「Ninaプロジェクト」がそれだが、正式名称は『アトランティック』となる。

元アストン・マーティンのチーフデザイナーでフィスカー・オートモーティブ社の共同創設者であるヘンリック・フィスカーは、同社の先発モデル、『カルマ』の美しく流れるラインと緩やかなカーブを丁寧に踏襲し、そのシルエットをアトランティックに再現している。

4ドアのアトランティックの外観は、カルマをしのぐ迫力が一目で理解できるだろう。プロポーションがカルマよりわずかに小さく、BMW 『3シリーズ』とアウディ『A5』のライバルとなるだろう。また、アトランティックは、他のどのドイツ車よりもレッグルームが長く、ヘッドルームも高く余裕ある室内となっている。

同社のトム・ラソーダCEOは、「フィスカー・オートモーティブは、新参のカーメーカーという位置づけを脱し、一人前のカーメーカーへと成長した。そして、アトランティックは当社にとって、決定的なマイルストーンとなる」と語っている。

カルマと同じEVer(※)ドライブトレインを使用するアトランティックは、プラグインハイブリッド車で、MTまたはATに、完全EVモードとガソリン駆動モードとを切り替えられる。ベースモデルは後輪駆動だが、4WDも追って用意される。(※:EVer = Electric Vehicle extended range)

先発のカルマと違い、アトランティックには、BMW3シリーズの4気筒ターボ付きガソリンエンジンが搭載されるが、このガソリンエンジンは、リチウムイオンバッテリーの発電機となる。つまりクルマを駆動するエンジンではないということ 。

フィスカー社に近い情報によると、アトランティックの航続距離は、電動ステルスモードで80km、ガソリンエンジンを使用することにより、その航続距離を更に400kmへと延長する。これにより燃費はトヨタ『プリウス』をしのぐ。

2014年前期に日本に上陸すると計画されているアトランティックの価格は、後輪駆動モデルがおよそ6万ドル、4WDタイプは6万5000ドルとなる見込み。

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