三菱重工・EVレースカー向けリチウムイオン電池《撮影 小松哲也》

三菱重工業は27日、7月に米コロラド州で開催されるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦する電気自動車にリチウムイオン2次電池を供給すると発表した。

電気自動車普及協議会(APEV)がタジマモーターコーポレーションなどともに結成した「Team APEV withモンスタースポーツ」に開発中の高出力型電池を提供するとともに、パートナー企業として車体開発にも協力する。

三菱重工の加藤仁原動機事業本部副事業本部長は同日都内で会見し「今回採用されるヒルクライム用の電池は高容量のものではなく、瞬時に大電流を流せて出力特性が非常に優れているもので、瞬発力と加速性を兼ね備えた我々としては最高の製品として自負している」と述べた。

その上で「今回のレース参戦を通じてEVが環境に良いというだけではなくて、レースの中ですごいスピードで走るところでもガソリン車に負けない性能があるという形で結果を出したい」と自信をにじませた。ただ電池の具体的な仕様などは公表していない。

三菱重工・EVレースカー向けリチウムイオン電池《撮影 小松哲也》 三菱重工業・加藤仁副事業本部長《撮影 小松哲也》