日産自動車カルロス・ゴーン社長《撮影 小松哲也》

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、電気自動車(EV)の急速充電器の規格を巡り日本と欧米勢がそれぞれ異なる方式を採用することについて、短期的には2つのスタンダードが共存するが、次世代のモデルではひとつに収れんするだろうとの見通しを示した。

ゴーン社長は26日、視察に訪れた同社のいわき工場(福島県いわき市)で報道陣の質問に答えたもので、「国によってはそれぞれスタンダードが違っていたりする。その場合はしばらく2つを受け入れていくことになる」と指摘した。

その一方で、「我々の目標はお客様が電気自動車を使いやすくすること、これに尽きる。最終的にはひとつのスタンダードにすることが理想形」とした上で、「第1世代はすでに色々ばらつきがあるが、次世代には収れんするだろう」と述べた。

EVの急速充電器の規格で日本はすでに「CHAdeMO(チャデモ)」で統一している。一方、ドイツのフォルクス・ワーゲンやBMW、米国のゼネラルモーターズやフォードモーターなどの欧米メーカー7社は、急速充電と普通充電がひとつのコネクターでできる「コンボ」と呼ぶ方式を立ち上げている。

日産自動車カルロス・ゴーン社長《撮影 小松哲也》 日産リーフの充電ポート 日産リーフの充電ポート