日本鉄鋼連盟の林田英治会長は3月23日、定例会長会見で1ドル=80円代が定着するなど為替水準が一時期より円安となっていることについて「90円を超えるレベルにならないと平常にはならない」と述べ、依然として為替水準は製造業にとって厳しいとの見方を示した。

林田会長は為替が円安に振れていることについて「1ドル=70円半ばだったころと比べてホッと息をつけた。精神的にかなり違う」と円安を歓迎。ただ「82円、83円水準は、製造業が収益をあげられるレベルにはならない」と述べた。

また、林田会長は「自動車メーカー各社から(鉄鋼メーカーに)2012年度の生産計画が出ているが、これを見ると2011年度と同じ程度が見込まれる」と述べ、現在の為替水準でも日系自動車メーカーの国内生産は2011年度並みが見込めると期待感を示した。