日本鉄鋼連盟の林田英治会長は3月23日、定例会長会見で2012年度の粗鋼生産量について輸出が不透明だが「昨年と輸出が同じなら1億0400万tレベル。アジアの市況が回復すれば今年度(2011年度)並みが見込める」との見方を示した。

2011年度の粗鋼生産量は2011年4〜2月が前年同期比4.5%減の9713万tとなっている。3月は「1月、2月よりも増える」と見ており、年度ベースでは1億0600万t程度を予想する。

また、2012年度は土木・建築向けは伸びる見通しだが、造船が2割近い落ち込みになると予想「各社とも在庫調整しており、内需と合わせて200万tのマイナス要因がある」とし、為替水準が大きく影響するため、需要が見通せない輸出が2011年度並みと過程した場合、1億0400万tレベルになると予想する。

為替は一時期より円安に振れており、輸出が本格回復したら2011年度の1億0600万t水準になると予想する。