大同特殊鋼の嶋尾正社長は、2012年度から2014年度までの中期経営計画の発表記者会見で「自動車メーカー、部品メーカーは市場に近いところで生産能力を増強しており、その分野でのサプライチェーンを伸ばしたい」と述べ、海外事業を強化する方針を示した。

同社の新しい中期経営計画では、2011年度見通しで4800億円の売上高を2014年度に5800億円、経常利益を2011年度の1.5倍に当たる450億円に増やす計画。

この増収増益の多くが海外事業の伸びを見込んでおり、嶋尾社長は「2011年度の売上高に占める海外比率は16%を切るぐらいだったが、2014年度には20%程度に増やす計画」と述べた。

また、海外事業分野で注力する分野として「磁石事業や(車載電子部品用構造体の特殊ステンレスなどの)グローバルリーディング商品の海外売上を伸ばす」としている。

同社の新しい中計では2014年度に最終利益230億円(2011年度見通し200億円)、総資産残高5500億円(同5060億円)、有利子負債1200億円(同1530億円)を目指す。