トヨタ86/スバルBRZラインオフ式≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車と富士重工業の共同開発車、トヨタ『86』およびスバル『BRZ』を全量生産する富士重群馬製作所の所長を務める笠井雅博常務役員は「今回の生産はスバルの既存設備を最大限活用する中、トヨタの最新の生産技術を融合させることで成立させた」という。

トヨタと富士重が生産分野で協力するのは、2007年4月から開始された富士重・米国工場SIAでのトヨタ『カムリ』受託生産に続き2例めとなる。笠井常務は16日、群馬製作所本工場で行われた86/BRZのライオフ式で、SIAでの受託生産プロジェクトにも携わったことを明かし、「1年の準備期間の中で既存の生産設備を取り払い、トヨタ生産方式をそのまま移植することで成立させた」と振り返った。

一方、今回は「軽自動車『サンバー』の最後の大増産が並行して進む中、登録車工場へのリニューアルを進め、(その切り替えで)工場のラインを止めた期間はわずか4日間」だったという。

笠井常務は「現場のスタッフは大変忙しい大仕事をやり切ってくれた」と労った上で、「生産方式とひと口に言っても、その企業の歴史、文化に基づくもので、その融合は簡単ではなかったが、よいクルマをよい品質で造りたいという両社の思いとSIAでの経験を活用することで、より良い生産ラインを造り上げることができた」と述べた。

富士重工業・笠井雅博常務執行役員群馬製作所長≪撮影 小松哲也≫ トヨタ86/スバルBRZ生産ライン≪撮影 小松哲也≫