マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》

マクラーレン・オートモーティブは、カーボンテクノロジーを採用したスポーツカー『MP4-12C』を日本市場に投入した。

エンジンは、600psの出力を持つマクラーレン製3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジン。7速「シームレスシフト」およびデュアルクラッチトランスミッション(SSG)を採用している。価格は2790万円。正規輸入代理店会社は、MTインターナショナルと八光カーグループの二社。

マクラーレン・オートモーティブのイアン・ゴーサッチ リージョナルディレクターにMP4-12Cの日本投入の狙いを聞いた。

---:市販車発表の反響は。

イアン氏(以下敬称略):ワールドワイドでは非常にポジティブな反響をもらっています。ウェブ上でも良いコメントをいただいています。英国、米国、欧州をはじめ各国で反響があります。

---:日本では10月に発表会を大規模に行ないました。日本市場に対する期待は大きいのでしょうか。

イアン:発表会は他社のイベントと比べたら大きかったかも知れませんね。今後は試乗会も含めて一層の認知向上に努めます。

---:アジアでの展開は日本が最初ですか。

イアン:アジア主要国で並行して取り組んでいます。シンガポール、東京、大阪、香港と、デモカーを用意しています。

---:マクラーレンブランドのクルマとして、見てほしいところはどのようなところでしょうか。

イアン:レーシングチームとしてのDNAを背景にした、ハイテクパフォーマンスにフォーカスしてほしいですね。

イアン:F1に搭載されているカーボンファイバー技術など、製品に搭載される技術については市販車に反映されています。また、F1ドライバーの協力を得て走行テストを繰り返し、技術を蓄積し、製品に反映していくという開発に取り組んだ点も感じていただきたい。

---:どのような顧客が購入しているのでしょうか。

イアン:ブランドというよりは、技術を理解した上で購入していただくことが多いです。

---:ターゲット顧客は。

イアン:ハイパフォーマンスのスポーツカー、フェラーリやポルシェユーザーなどがターゲットに入ります。

---:日本のスポーツカー市場をどうみていますか。

イアン:急成長はないですがメジャーマーケットのひとつですから、マクラーレンの製品を展開するには適していると考えています。

---:販売代理店を日本国内では二社選んでいますが、選択のポイントは何でしょうか。

イアン:顧客を大事にしているという事が重要です。

---:日本での発売目標は。

イアン:2012年は約90台です。すでに40〜50台くらいの予約はありますので、デモカーを見ていただければもっと多くの予約が入るはずです。

イアン:この数年、アジアには目を向けています。日本では2011年の3月11日以降は考え方が変わったりしたと思いますが、クオリティをはじめ小さなことがポイントになり、製品を選ぶという繊細さはあると思います。アジア展開につきましては、今のところインド展開の計画はありませんが、中国は2012年末には展開します。

---:パワートレーンについて、HVやEVの可能性をどう考えていますか。

イアン:MP4-12CでもCO2排出量が少なくなっていますが、もっとよいパワートレーンがあれば採用するでしょう。電気技術についてはパワートレーン以外でも使えますし、研究は進めています。

---:高級スポーツカーの生きる道、未来はどうなると考えていますか。

イアン:スポーツカーより小さなクルマを作るメーカーは数多くありますが、マクラーレンは自らの技術を盛り込んだスポーツカーを展開していきます。

マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》 マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》 マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》 マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》 マクラーレン MP4-12C《撮影 土屋篤司》 マクラーレン・オートモーティブ イアン・ゴーサッチ リージョナルディレクター《撮影 土屋篤司》 マクラーレン・オートモーティブ イアン・ゴーサッチ リージョナルディレクター《撮影 土屋篤司》 マクラーレン・オートモーティブ イアン・ゴーサッチ リージョナルディレクター《撮影 土屋篤司》