パテント・リザルトは、米国での非接触給電関連技術についての特許総合ランキングを発表した。

ケーブル無しで充電できる非接触給電技術は業界団体のワイヤレス・パワー・コンソーシアム(WPC)が電磁誘導方式を用いた「Qi」規格を2008年に策定、現在WPC加盟企業は100社を超えている。一方で、マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー(MIT)と同校発のベンチャー企業であるワイトリシティによる磁場共鳴方式を採用する企業も増えており、規格化争いが本格化している。

非接触給電のアプリケーションも携帯電話などのモバイル製品に加え、電気自動車・プラグインハイブリッド用の開発も進んでおり、さまざまな業界を巻き込んで競争が激しくなっている。

調査では、2012年1月末時点の非接触給電技術関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見て評価した。

この結果、総合力ランキングでは1位がアクセス・ビジネス・グループとなった。同社の特許はWPCのレギュラーメンバーであるフルトン・イノベーションズの技術による。また、出願時期がライバルより早く、引用されている公報数も多い。2位はMITで、3位がクアルコムとなった。

4位は、複数の日系自動車メーカーなどと非接触給電装置の開発で提携しているMIT発のベンチャーであるワイトリシティ。2位のMITとワイトリシティを同一視すると、1位のアクセスを上回る。5位がパワーマット・テクノロジーズだった。