黙とうを捧げる3副社長、左から藤本孝氏、山崎雅男氏、武井優氏(11日・東電本店)《撮影 中島みなみ》

東日本大震災から1年。地震が発生した14時46分には東京電力でも災害の犠牲者への黙とうが捧げられた。

福島第一原発免震重要棟に設置された非常災害対策本部では、協力企業を含む約200人を前に、西澤俊夫社長がメッセージを残した。その中には、高橋毅第一原発所長の姿もあった。

千代田区にある東電本店3階の会議室にはモニターが設置され、現地に赴いた西澤俊夫社長の姿が映し出された。本店に残った藤本孝、山崎雅男、武井優の3副社長ほか8人の役員が、社員150人とともに祈りを捧げた。

西澤氏はメッセージの冒頭で「福島第一原子力発電所でも、2人の若い命、他の発電所でも協力会社5人が業務中に命を落とした。亡くなった方々の冥福を祈るとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます」と挨拶した。その後、福島第一原発事故の取り組みについて、「国内外の支援をいただきながら、安全に充分配慮して着実に進めていくこと。これが重要」と、話した。

被害者への賠償については「賠償についても非常に厳しい状況にあるが、被害にあった方の思いをしっかり受け止め、迅速適切な賠償に努めて参りたい」と述べた。

また、西澤氏は2年目の決意を次のように語った。

「まだまだ長く厳しい道のりは続く。みなさんの力がなければこの難局を乗り切ることはできない。私自身、全身全力を傾けて難局を乗り超えることに力を尽くす。ぜひ、みなさんといっしょにやっていきたいと思う」

福島第一原発に設置された非常災害対策本部でメッセージを送る西澤俊夫社長(11日・東電本店のモニター画面)《撮影 中島みなみ》 西澤俊夫社長のコメント《撮影 中島みなみ》