Jatco CVT7≪撮影 小松哲也≫

ジヤトコは、軽自動車用から排気量3.5リットルクラス向けまで4種類あるCVT(無段変速機)を2機種に統合する。これにより生産投資を3割程度削減できる効果が見込めるとしている。

ジヤトコの薄葉洋副社長は6日、静岡県富士市の本社で会見し「今までCVTフルラインアップということで軽自動車から大型のFF乗用車まで載せていた4種類のCVTを2種類のファミリーに統合して、さらに生産性も上げていくことに取り組んでいる」と述べた。具体的な統合時期は明らかにしなかった。

具体的には、軽〜小型FF車用は、2009年に親会社の日産自動車と共同開発し現在、日産『マーチ』やスズキ『アルト』などに搭載されている『Jatco CVT7』に一本化する。また中型〜大型向けは日産と共同開発し、日産が12年に北米で発売する新型車から順次搭載が始まる『Jatco CVT8』に統合する計画という。

CVT7は現在、富士市および同県掛川市にある工場と中国のジヤトコ広州で生産しているが、12年度中にメキシコ、13年度中にはタイでも生産を開始する。

一方、CVT8は変速比幅の拡大や大幅なフリクションの低減で従来機種に比べ燃費性能を10%以上改善したのが特徴で、2月から京都府にある八木工場で、3月中にはメキシコでも生産が開始されるとしている。

ジヤトコ富士地区工場のCVT組み立てライン≪撮影 小松哲也≫ ジヤトコ・薄葉洋副社長≪撮影 小松哲也≫