ジヤトコ富士工場生産ライン《撮影 池原照雄》

日産自動車系列の変速機メーカー、ジヤトコの秦孝之社長は6日、静岡県富士市の本社で記者会見し、2018年度に連結売上高1兆円をめざす中期目標を明らかにした。

10年度実績(5608億円)の約1.8倍となるもので、海外生産強化をテコに新興諸国市場などの開拓を進める。秦社長は、主力納入先の日産が進めている16年度までの中期経営計画により、ジヤトコの売上高は同年度まで「8000億円規模が見えてくる」と述べた。

併せて新製品投入などによる「自力での(世界市場)開拓」も進め、18年度までに大台乗せを図る。秦社長は、「今後は新興諸国でもCVT(無段変速機)あるいはAT(自動変速機)の普及が進む」とし、これまで得意としてきた先進諸国向けに加え、新興市場の開拓に力点を置く方針を示した。

ジヤトコはCVT(無段変速機)で世界シェア48%(10年度)をもつ最大手。日産が75%を出資しているほか、三菱自動車工業が15%、スズキが5%の株式を保有しており、いずれもジヤトコ製のCVTなどを調達している。

ジヤトコ秦孝之社長《撮影 池原照雄》