昭和シェル石油の太陽光発電子会社、ソーラーフロンテイアは28日、エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究を受け、30cm角CIS薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積でエネルギー変換効率17.8%(同社測定値)を達成したと発表した。

同社執行役員技術本部長の栗谷川悟氏は、「今回のエネルギー変換効率は、サブモジュールで実現したもの。サブモジュールでの開発にこだわる理由は、商業生産への適用を容易にするため。今回の記録更新は商業用モジュールのエネルギー変換効率の目標へ向けて、順調に前進していることを示している」と述べた。

また、同社常務執行役員の平野敦彦氏は、「今回の記録は、ソーラーフロンテイアがCIS薄膜太陽電池の量産技術だけでなく、CIS技術のパイオニアとして基礎技術に関しても着実に進歩を続けていることを示している」と述べた。

同社のCIS薄膜太陽電池は、2011年に本格的に商業生産を開始した国富工場で生産されている。現在、国富工場では、出力164wのチャンピオンモジュール(開口部面積の変換効率14.5%、モジュール変換効率13.38%)の生産に成功している。