日産自動車カルロス・ゴーン社長

日産自動車のカルロス・ゴーン社長は27日、1ドル=80円台に戻した為替レートについて、「理にかなった動きだが、まだまだあるべき水準ではない。中立的な水準は1ドル90円から100円だろう」と述べた。円高是正の動きを歓迎する一方、適正水準にはほど遠いとの認識を示した。

同日、神奈川県厚木市の同社施設で記者団の質問に応えた。ゴーン社長は、強い通貨は「経済が強く、(貿易収支などの)赤字のない国や地域の通貨」とし、ここ3年間の円高は「根拠のないもの」と指摘した。

そのうえで、円高が修正方向に向かっているのは「論理的な動き」と評価した。また、日本企業は「極めて不利な競争条件に置かれている」とし、円安がさらに進むよう「行政からのサポートをお願いしたい」と、政府や金融当局に注文した。

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