昨年はインディカーで大活躍の佐藤琢磨。今年はFニッポンにもスポット参戦する予定だ(写真は2011年)。

鈴鹿サーキットの開場50周年記念イベントにおいて実施される、フォーミュラ・ニッポンのエキシビジョンレース“ラウンド0”に佐藤琢磨の参加が決定した。今季後半に実現する予定の実戦参加を見据えた試走を、多くのファンの前で行なうこととなる。

3月3〜4日に開催される「鈴鹿サーキット50周年ファン感謝デー」。ジャン・アレジやケビン・シュワンツといった4輪、2輪の“大物レジェンド”の来場や、星野一義VS中嶋悟のF1マシンでの競演など魅力的なプログラムが続々と発表されているが、この鈴鹿のフォーミュラレーススクール(SRS-F)で育ち、F1時代には何度も鈴鹿の大観衆を熱くさせてきた琢磨も主役のひとりである。

現役バリバリでありながら、すでにレジェンド級の実績も誇る彼が、1989年型F1マシンのマクラーレンMP4/5・ホンダに乗るのも楽しみだが、やはり現役レーサーとしての動きに、より大きな注目が集まるのは必然。今季はフル参戦3年目のインディカー・シリーズで初優勝を目指す一方、国内最高峰のFニッポンにも初参戦を果たす予定で(シリーズ後半の連続スポット参戦が有力視される)、そのための試走を今回の鈴鹿50周年イベントで行なうこととなったのである。

ラウンド0(ゼロ)と銘打たれたエキシビジョンレースではあるが、詳細未発表の実戦参加時チーム体制等のヒントとなる動きがあることは間違いなく、なにより琢磨が実戦に近い状況で現行Fニッポンマシンをどう走らせるかに、ファンと関係者、そしてライバルたちの視線が集中する。ラウンド0は4日(日曜)の開催で、翌5日のFニッポン公式合同テストにも琢磨は継続参加する予定なので、この両日が琢磨の“Fニッポン走り初め”としてフォーカスされることになる(合同テストは6日まで鈴鹿で実施される。琢磨は5日のみ走行予定)。

もちろんFニッポン・ラウンド0の焦点は琢磨だけではない。今季のシリーズ戦(4月15日決勝の鈴鹿戦から開幕)を戦う面々がどういう試走を行なうのかも楽しみだ。3月初旬という早い段階ではあるが、日本モータースポーツの聖地、50周年という節目を迎えた鈴鹿サーキットが、祝賀ムード+魅力的なプログラム+新シーズンへの熱い期待に沸き立つ“週末+α”ということになりそうだ。

昨年のFニッポン開幕戦鈴鹿のスタートシーン。 3月3〜4日は開場50周年ファン感謝デー、続く5〜6日はFニッポン公式合同テストが実施される鈴鹿サーキット(写真は2011年)。 昨年のFニッポン王者、アンドレ・ロッテラー(写真は2011年)。 昨年のFニッポン開幕戦鈴鹿の表彰台。小暮卓史(左端)に競り勝ってロッテラーが優勝。中嶋一貴(右端)が3位に。 昨年9月のシリーズ第5戦が台風で中止だった分も、鈴鹿でのラウンド0には期待が高まる(写真は2011年)。 昨年、最後となったインディジャパンでファンサービスを行なう佐藤琢磨。今年の国内走行はFニッポンで、ということになった。 昨年のFニッポン開幕戦鈴鹿の予選トップ3。この時はホンダ勢が好調で、山本尚貴(中央)が初ポール、これに小暮卓史(左)と塚越広大が続き上位独占。