ホンダNC700X≪撮影 小松哲也≫

ホンダが24日から日本国内で販売を開始する新型大型バイク『NC700X』は、ガソリン1リットルあたり41kmの燃費を実現するため、コンパクトカー『フィット』で採用された低燃費技術が使われている。

NC700Xの開発総責任者を務める本田技術研究所二輪開発センターの青木柾憲LPLは「四輪はいち早く低燃費エンジンを開発する方に動き出したが、二輪はあいかわらず“高回転・高出力、スゲェだろう速いだろう”という路線から脱却せずに歩んできたのが実情だった」とした上で、「今回、低燃費のモーターサイクルを造りたいという開発チームの思いから、恥を忍んで四輪の方に、どうしたら燃費の良いエンジンができるかと聞きにいったところから、この開発が始まった」と明かす。

実際、エンジンの一番始めの試作ではフィットのエンジンを半分にしたものを使って造り上げた。しかし、「最初はフィットの半分からスタートして、ボア×ストロークは同じというところまでは一緒だが、結局最後は全部二輪用に造り直さないと楽しいモーターサイクルはできなかった」という。

最終的には、燃焼室の形状や、フリクションを下げるためのピストンのコーティングのパターン、ロッカーアームをアルミにして軽くしたことなどがフィットの技術を流用したもになっている。

NC700Xのエンジンカットモデル≪撮影 小松哲也≫ 本田技術研究所・青木柾憲LPL≪撮影 小松哲也≫