原田工業は、日本アンテナから自動車用アンテナ事業と関連する子会社を買収することで最終合意したと発表した。

中国やインド、東南アジア諸国などの新興市場は、経済成長とともに引き続き自動車の需要増加が見込まれ、自動車用ラジオアンテナの需要も拡大していく見込み。また、日米欧の先進国市場ではテレマティクスやナビゲーションの普及とともに安全・安心・快適分野のアンテナの需要拡大が予想される。

原田工業は、自動車用アンテナ市場の需要拡大に対応していくには販売・開発・生産能力の強化が必須で、特に成長著しいアジアに拠点を置く自動車メーカーへの製品開発・技術サービス提供能力を強化するため中国での製品開発が事業戦略上欠かせないと認識。

こうした事業戦略を見据え、日本アンテナの自動車用アンテナ事業と米国、英国の海外販売拠点、研究開発設備を有する上海の生産拠点、フィリピンの生産拠点などを買収することで企業価値の向上につながると判断した。買収価格は27億1000万円。

日本アンテナの自動車用アンテナ事業の売上高は2011年3月期で60億0600万円。日本アンテナの海外子会社を含めた買収手続きは今年6月までに完了する予定。