豊田自動織機は、荷物無人受け渡し機能付きロッカーを開発し、名古屋交通開発機構と共同でロッカー事業の実証実験を開始したと発表した。

新開発の荷物無人受け渡し機能付きロッカーは、名古屋市営地下鉄の伏見駅、塩釜口駅の構内に設置した。現金の代わりにマナカ電子マネーが利用でき、名古屋交通開発機構発行のマナカを施開錠の鍵として利用できる。

今回の取り組みでは、駅での実証実験を通じて、通勤・通学途中での荷物無人受け渡しサービスの利用の状況を調査する。利用者、稼働状況などの利用データを収集して、ユーザーへのサービスのあり方、設置事業者(管理者)から求められる機能を検証し、今後の製品開発につなげる。

インターネットなどの普及によりネット通販による販売量が増加する中、ユーザーの利便性の向上と物流の効率化が求められている。今回開発したロッカーは、電子マネー決済などの従来機能に加え、携帯電話番号や名古屋交通開発機構発行のマナカでのID認証を活用することにより、従来のコインロッカーとは異なり、荷物を一時的に預かるのに加え、荷物の無人受け渡しなど、物流のアクセスポイントとしての役割を果たすことが可能となる。

同社は、セキュリティ性能の高さを活かし、宅配業者、大学・病院、企業向けなどに順次、事業展開する方針だ。