インドネシア向け現地製コミューター、ヤマハMio J

ヤマハ発動機は2月15日、モノ創り機能のグローバル化を促進するために「アセアン統合開発センター」と「インド調達センター」を設置・稼動すると発表した。

超円高の定着や欧州経済危機など、事業を取り巻く環境が厳しい中で、同社は短期的に事業コスト低減、中期的には生産規模確保、長期的には事業機能グローバル化を進めるため、モノ創り機能として、製造に加え、開発・調達のグローバル化を進める方針。今回の2つのセンターの設置は、この一環となる。

開発機能では将来、成長に向けたコア技術・先行技術などの技術戦略領域・基盤技術領域を本社で担当し、市場にある現地拠点で商品開発領域を担っていくことを目指す。今春稼動する「アセアン統合開発センター」は、その役割を具現化するもので製・購・技一体の商品開発拠点として、ユーザーに近い現場でユーザーニーズに合致した商品の開発を目指す。

将来的には、同センターをアセアン域内で拡充していくとともに、同様の統合開発センターを台湾・中国などにも展開し、グローバルで最適な商品開発を展開する。このアセアン統合開発センターは、タイで二輪車の開発・部品調達などを行っているヤマハ・モーター・アジアン・センター(YMAC)の開発技術・調達機能を強化し、製造技術機能も加えた製・購・技一体の商品開発センターとして設置する。

調達機能では、同社は現在、コスト競争力あるローカル部品をグローバルに活用していくための調達拠点の整備を進めている。すでに調達機能を持つYMAC、雅馬哈発動機商貿(上海)(YMCT)、台湾山葉興業(YMTT)に加え、インド調達センターを1月に稼動開始した。

アセアン・中国/台湾・インド・日本、4極での部品調達機能を強化して世界的な部品供給網を構築し、日本を含む世界の生産拠点にコスト競争力ある部品を供給する体制を構築する。インド調達センターは現地で二輪車の生産・販売を行っているインディア・ヤマハ・モーター(IYM)内に、従来の調達部門とは別に他地域向けの調達を行うセンターとして設置する。

現在の世界の二輪車市場は約6000万台で、今後も新興国を中心に拡大が続けば2020年には8000万台規模になる見込み。グローバル競合激化、顧客し好の多様化、排ガスなどの各種環境規制の強化がさらに進む中、同社では全世界の経営資源を活用し、事業規模拡大と収益の安定化を図っていく方針だ。

インドネシア向け現地製コミューター、ヤマハMio J インドネシア向け現地製コミューター、ヤマハMio J インド市場向けスーパースポーツYZF-R15 インド市場向けスーパースポーツYZF-R15 インド市場向けスーパースポーツYZF-R15