情報公開で得られた情報をもとに作成した上位10都道府県の月別取締り件数

放置駐車取締り全体の88%を占める上位10都道府県の取締件数を、月別にすると、放置駐車取締りの傾向が見えてくる。

東京都(警視庁)、神奈川県など首都圏では3月以降、むしろ取締り件数が増加する傾向にあった。特に東京都は、1月の取締り(3万2281件)がいちばん少なく、「年初来高値」を更新しながら、11月に4万7037件とその年の最多を記録した。この数字は全国的にみても月別の最多だ。

しかし、西に目を移すと、首都圏とは違って、前半に取締りが多く、後半になるほど少なくなる傾向があった。愛知県の最多取締り月は3月(1万6523件)、大阪府も同様に3月(3万5731件)、京都府は1月(7562件)だった。福岡県もピークは4月(8839件)だった。北海道の場合は1年を通して平均的に取締りが行われる傾向にあった。

2011年の放置駐車の取締りは、東日本大震災という未曾有の災害を受け、例年とは違った傾向も見せた。

被災地である東北地方では、取締り件数が20〜30%減少している。その中でも被災直後の2か月間の落ち込みが激しい。顕著なのは宮城県だ。同県では1か月に1000件以上の取締りが行われているが、震災後の4月の取締りは0件、5月も96件だった。その後は通常の取締件数に戻っている。福島県も、4月は42件、5月は149件と大幅に落ち込んだ。こうした傾向は、他の東北地方(青森県、岩手県山形県)のほか栃木県、群馬県でも見られた。

47都道府県全体では、ほぼ毎月16万〜17万件の取締りが平均的に行われ、年間194万件の確認標章取付件数となっている。月別で取締り件数が最多だったのは5月(17万5451件)、最少だったのは2月(14万4389件)だった。2月は、全国的に取締り件数が若干減少する傾向が見られた。