MS&ADインシュアランスグループホールディングスは13日、タイ洪水による保険金の支払いが従来予想を上回ったことなどを理由に2012年3月期の連結純損益予想を当初の60億円の黒字から1450億円の赤字に下方修正すると発表した。

11月の第2四半期決算発表時点で1300億円としていたタイ洪水による保険金の支払いは約2360億円に膨らむ。また法人税率引き下げに伴う影響として繰延税金資産を取り崩すことで純損益を560億円下押しすることや、有価証券評価損に係る繰延税金資産の評価引当額が260億円増加することも響くとしている。

通期で1450億円の最終赤字見通しとなったが、期末配当予想は安定配当を堅持するとして27円を据え置いた。年間配当は前期と同じ54円となる予定。

グループ中核会社の三井住友海上火災保険の通期の最終損益予想は従来の180億円の黒字から680億円の赤字に、またあいおいニッセイ同和損害保険も120億円の黒字から480億円の赤字にそれぞれ下方修正した。

同時に発表したMS&ADの2011年4〜12月期(第3四半期累計)連結決算は最終損益が2029億円の赤字だった。前年同期は583億円の黒字。