佐渡付近の地震について解説する永井章地震津波監視課長(8日・気象庁)《撮影 中島みなみ》

新潟県佐渡市で最大震度5強を記録する地震が、8日21時1分に発生した。佐渡島西側の海域で深さ14km(暫定値)の場所が震源域と推定される。マグニチュードは5.7。

各地の震度は、石川県輪島市で震度4を観測。新潟県中越、下越、上越でも震度4程度、北陸地方を中心に、東北地方から中部地方にかけて震度3〜1を観測した。2006年12月26日には、ほぼ同じ場所で震度4(M4.9)の地震が発生している。気象庁の永井章地震津波監視課長は、この地域での地震発生状況について、次のように説明する。

「この数年間、M4を超える地震が時折、発生しているエリア。ただ、ここしばらくはM3、4クラスの地震もない状態が続いていた。東北地方太平洋沖地震後に、再びM4クラスの地震が時折、発生する状況に戻っている。そんな中でM5.7という、このエリアでは一回り大きな地震が発生した」

佐渡島周辺は、北米プレートとユーラシアプレートの境界があるという説があるという。「応力が集中しやすい、押し合いが発生しやすいエリア。それが、今回のような地震の発生する要因になっていると考えている」(永井氏)。

震度5弱以上の場所では、家屋の損壊が発生する恐れがある。「現状では余震活動は低調だが、積雪の多い地域があるので、余震による落雪や雪崩に注意する必要がある」(同上)と、注意を呼びかけている。