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4日午後8時55分ごろ、長崎県長崎市内の国道499号で、道路中央部にある路面電車の軌道内にはみ出す状態で停車していた乗用車に対し、後ろから進行してきた路面電車が追突する事故が起きた。この事故で6人が負傷している。

長崎県警・大浦署によると、現場は長崎市常盤町付近で片側4車線。道路中央部に路面電車(長崎電気軌道)の軌道がある。乗用車は交差点に右折進入。前方で渋滞が発生していたため、軌道内にはみ出す状態で停止したが、そこに後ろから進行してきた路面電車(石橋発/蛍茶屋行き)が追突。乗用車は押し出され、さらに前方の1台に追突した。

電車側には客と運転士を合わせ、約40人が乗車していたが、このうち客1人が頚椎打撲の軽傷。クルマ2台も小破し、5人が打撲などの軽傷を負っている。

警察では路面電車を運転していた45歳の男性から事情を聞いているが、調べに対しては「クルマの発見が遅れ、急ブレーキを掛けたが間に合わなかった」と供述しているようだ。なお、道路交通法では、軌道内は路面電車に優先通行権があって、クルマは速やかに軌道内から出ることとなっており、はみ出し停車は認められていない。

この事故に関連し、国土交通省九州運輸局は長崎電気軌道に対し、事故原因の究明と再発防止を指示。運輸安全委員会も鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、事故発生の調査を開始している。