ダイハツ・ムーヴ

GSユアサは、同社が開発したアイドリングストップ車用鉛蓄電池が、ダイハツ工業が2011年11月に一部改良して販売開始した軽乗用車『ムーヴ』、『タント』に採用されたと発表した。

2015年に施行される国内の新燃費基準などを受けて新車メーカー各社では燃費向上モデルの開発を進めている。アイドリングストップ機能搭載車は、燃費の向上、CO2排出量の削減に有効な車両として注目され、普及が進んでいる。

今回採用された鉛蓄電池「M-42」タイプは、従来の始動用鉛蓄電池と比較して高出力で、高入力(充電受入性)、高耐久性の特長を持つ。これらの性能は、同社の薄型極板製造技術、カーボン技術、長寿命化技術をバランス良く組み合わせることによって実現したとしている。

アイドリングストップ機能搭載車は、信号待ちや交通渋滞などで停車した場合にエンジンが自動停止する。鉛蓄電池は、エンジン停止時のカーナビ、オーディオ、エアコンなどへの電力の供給やエンジン再始動時の大電流供給やブレーキ制動時の回生電力を充電する役割を果たす。

ダイハツのムーヴ、タントのNA(自然吸気)全車には新エンジンの採用やCVTの改良などに加え、「新eco IDLE(停車前アイドリングストップ機能付)」、エコ発電制御(減速エネルギー回生機能)によるエネルギーマネジメントを採用した。これによってムーヴで27.0km/リットル(JC08モード、2WD)、24.8km/リットル(同、4WD)、タントで24.8km/リットル(同、2WD)、24.0km/リットル(同、4WD)と低燃費化した。今回搭載され鉛蓄電池がこうした低燃費性能に貢献している。

同社では今後さらに、アイドリングストップ車用鉛蓄電池のラインナップを拡充するとともに、海外生産拠点へも積極的に展開していく方針だ。

ダイハツ・タント