初代NSX開発責任者・上原繁氏≪撮影 小松哲也≫

ホンダが3日、本社で開いた『NSXコンセプト』の報道陣向けイベントで、初代NSX開発責任者の上原繁氏があいさつし、「NSXコンセプトを量産することは良かったと思うと同時に、NSXという名前を継ぐという意志表明をすること自体は、大変なこと」と述べた。

上原氏は「なぜ大変かというとNSXは夢の塊。本当に、ホンダのパワーオブドリームを問われる車」とした上で、「NSXには、実は3つの夢があった」と明かす。

「ひとつめは研究所の夢。新しいコンセプトで新しいテクノロジーで世界一のスポーツカーを造るということ。製作所の方は、匠の集まる少量生産でアルミボディを生産する新しい工場という夢。営業の方は、実はNSXを買って下さるお客さんがわかっていなかった。だから新しいコミュニケーションを考えないとだめだろうということで、3つめ(の夢)をやった」と振り返った。

とくにコミュニケーションについては「何とか(NSXの)お客さんの生態を知ろうと色々やった。10何年活動をやって、やっと少しずつお客さんとのつながりが見えてきたというような状況だった」という。

「だからNSXは車だけではなく、お客さんとの結びつきとの上で成り立っている。そこの部分も是非、頭に入れて進めていってほしい」と、現開発陣に要望した。

初代NSX≪撮影 小松哲也≫ NSXコンセプト≪撮影 小松哲也≫ 「NSX Special Night」イベント≪撮影 小松哲也≫ ホンダNSX(1990年) ホンダNSX(1990年)