鉱工業生産、自動車で下支え…12月

経済産業省が31日発表した鉱工業指数速報値は、05年を100とした昨年12月の生産指数速報値は93.6(季節調整済み)で、前月比で4.0%上昇した。出荷指数も95.5(季節調整済み)で、前月比4.5%上昇した。

しかし、前年同月比では、生産指数でマイナス4.1%、出荷でマイナス3.1%で、東日本大震災前を回復したとはいえない。

経済産業省経済解析室は「12月は、生産、出荷が上昇、在庫率が低下した。総じてみれば、生産は横ばい傾向にある」と、基調判断を据え置いている。

業種別にみると、普通乗用車、小型乗用車、駆動伝導・操縦装置部品などの輸送機械工業業種が、生産で前月比12.3%、出荷では6.4%と上昇に寄与している。前年同月比でもプラスとなった。

また、精密機械工業業種でも、前月比と前年同月比ともにプラスで、生産ではカメラ用交換レンズ、出荷では精密測定機、電池式時計などが寄与した。12月は16業種のうち10業種が前月比でプラスとなった。

在庫指数は3か月連続で低下して、112.0に下がった。

タイ洪水の影響から脱しつつあり、同時に在庫調整も進んでいる様子をうかがわせる。