新規導入する省エネ型RORO船≪撮影 小松哲也≫

日産自動車は30日、完成車両などの国内海上輸送の主要航路である関東・追浜〜近畿・神戸〜九州・苅田間に新造船を追加投入し、現在の週4便から週6便の運航に増便することを明らかにした。

国内の新車販売そのものが大幅な増加が見込めない中、国内向け車両の輸送を増すことについて日産の車両物流部では「九州への車両生産の集約化も念頭にあるが、他社の完成車両の輸送も請け負っており、共同輸送を推進する上でデイリ―輸送にした方が他社へのアピールにもなるため増便に踏み切った」と説明している。

関東〜九州間の航路ではこれまで、2隻のRORO船と呼ばれる、フェリーのように船体と岸壁を結ぶ出入路(ランプ)を備え完成車やトレーラーなどを収納できる車両甲板を持った貨物船を使い、追浜工場または九州工場で生産した車両などを神戸経由で搬送している。

今回、従来船に比べてCO2排出量を約18%削減できる省エネ型のRORO船を新たに投入し、3隻で週6便に体制にするもの。また、すでに同航路に投入されている2隻のうち1隻を年末から来年初めにかけて今回投入する省エネ型と同じ船舶に切り替え、CO2削減を更に進める計画という。