豊田通商は、昭和メタルと中国の現地企業と合弁で、中国四川省成都市に自動車解体リサイクル会社を設立することで合意した。

中国は使用済み自動車(ELV)について手作業、人海戦術が中心で処理を行なっている。急速な経済成長と共に、2020年には4.5倍以上に拡大すると予想されるELVの効率的かつ環境を考慮した処理が求められている。

豊田通商は、中国内主要地域を調査した結果、中国国内でELV処理ニーズの高い四川省成都市にリサイクル会社を設立することにした。

新会社は「四川省緑豊再生資源」で資本金は約6億円。豊田通商グループが30%、昭和メタルが5%、残りの65%を現地企業が出資する。

新会社は今春からリサイクル工場の建設に着工し、秋頃には完成する見込み。今回設立する自動車解体リサイクル工場では、ELVを鉄、非鉄、部品などに分離し、中国国内で販売する。工場のコンセプトは「中国のELV解体モデル工場」・「環境、安全、高生産性」で月間最大処理能力は2000台-3000台とする。

豊田通商は、約40年前からELVのリサイクル事業に取り組み、国内にバリューチェーンを構築している。今回、四川省成都市に設立するリサイクル工場を足がかりに、他地区でもリサイクル会社を設立し、中国でELVリサイクル・バリューチェーンを構築する。