帝国データバンクが発表した12月の全国企業倒産集計によると倒産件数は前年同月比8.9%減の865件となり、2か月ぶりにマイナスとなった。

負債総額は同48.5%増の3220億2000万円と大幅増となった。前年を上回ったのは4か月ぶり。負債トップはゴルフ場経営のゆたか環境緑化(茨城県)で414億円。負債50億円以上の倒産は11件と、1年8か月ぶりに10件を上回った。

業種別では製造業が101件と11か月連続で前年を下回った。一般・電気機械が大幅に減少した。一方でサービス業はソフトウェア開発や娯楽施設で増加が目立った。

地域別では岩手、宮城を中心に減少、東北が同48.2%減となった。各種金融支援策や復興需要の効果と見られる。

主因別の内訳を見ると「不況型倒産」の合計は707件。構成比は81.7%と前年同月を2.5ポイント下回ったものの、31か月連続で80%台の高水準となった。輸出不振や取引先の海外シフトによる受注減少などによる円高関連倒産が12件判明した。