ホンダ/アキュラNSXコンセプト

みなさん、こんにちは。アキュラチームとデトロイトで新年を始められるのは素晴らしいことです。

--- ホンダは9日、デトロイトモーターショーでアキュラ『NSXコンセプト』を発表した。アキュラ(日本ではホンダ)『NSX』後継車の予告である。市販車は3年以内に登場、アメリカで開発され、オハイオで生産されることも発表された。ホンダ伊東社長によるプレゼンテーションでのスピーチを全文掲載する。---

我々はチャレンジングな2011年を終え、新た気持ちで2012年を始めます。幸いなことに本日、ホンダのパフォーマンスへの情熱、そしてアキュラ・ブランドへの情熱を具現化した1台の車をここに紹介することができます。

私が初めてアキュラの仕事を手がけたのはおよそ25年前のことです。若いエンジニアのチームを率いて、のちにアキュラ『NSX』となるスーパーカーのボディを開発しました。それは我々チームメンバーにとって、人生最大の技術的チャレンジとなりました。オール・アルミニウム・ボディで開発された軽量スーパーカーのアキュラNSXは、ひとつのアイコンとなりました。

NSXの最大の特徴はパワー・ウェイト・レシオでした。それによって、ハンドルを握る誰もがファン・トゥ・ドライブな経験を得ることができました。

NSXは2005年に生産を終了しました。我々は後継車の開発を続けてきましたが、地球環境の大きな変化が自動車産業にも影響を与えました。

この新しい時代において、NSXの“ファン・トゥ・ドライブ”精神を尊重するとしても、スーパーカーというものは、環境に対する責任を負わなければならないと私は思うのです。

そのために、本日ご紹介する車には、2つの大きな特徴があります。

一つは、この新型車はファン・トゥ・ドライブなハンドリングとパフォーマンスを実現するための最新技術を採用していること。

もう一つは、生活を楽しむことのできる世界を作り、維持するという、ホンダ/アキュラのコアバリューを表現していることです。我々はふたたび、技術的な効率によって高性能を実現しました。それがアキュラ独自のDNAなのです。

(新型車登場)

このNSXコンセプトはV6エンジンをミッドシップに搭載、新開発のアキュラ専用「スポーツ・ハイブリッド・オールホイール・ドライブ」システムで駆動します。このシステムが人と車とのシナジーをもたらし、NSXはアキュラ思想の究極の表現となるのです。

NSXでは人と車が一体化します。運転のダイナミック特性を強化しながら、ドライバーの邪魔にはなりません。

我々の意図は、レースに参戦できる水準のパフォーマンスです。NSXコンセプトは一般のお客様が購入するために作られましたが、レーストラックでもご覧になってほしいものです。

このNSXコンセプトをベースにした車を、3年以内に世界市場へ投入します。その新型アキュラ・スーパーカーはアメリカのR&Dチームによって開発され、オハイオ工場で生産することになります。

北米市場において、我々はアキュラブランドの強化を続けます。販売実績の強化だけではなく、開発リソースや生産体制も強化します。そうして、アメリカはアキュラブランドの国際展開において、ハブとなるのです。

アキュラはすでに中国へ導入されました。来年からはアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ロシア、ウクライナといった、成長する市場へ展開します。

アキュラチームはもちろんグローバルホンダとももに、私はこの新型車の誕生に興奮しています。私は、世界中の我々のカスタマーが、我々と同じ情熱を共有してくれることを願ってやみません。

《原文英語、文責:高木啓》

伊東社長とホンダ/アキュラNSXコンセプト(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》 ホンダ伊東社長(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》 ホンダ/アキュラNSXコンセプト ホンダ/アキュラNSXコンセプト(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》 ホンダ/アキュラNSXコンセプト(デトロイトモーターショー12)《撮影 宮崎壮人》