東レは、1月1日付けで中国での研究・開発体制を強化するため、上海と南通にある研究・開発拠点の体制をリニューアルしたと発表した。

同社の中国の研究・開発拠点である東麗繊維研究所(TFRC)は、上海分公司を1月1日付けで東麗先端材料研究開発(TARC)として分離・独立し、中国での研究開発拠点を2社体制とする。

TARCは、繊維事業を除く各事業分野の戦略に基づいた中国事業拡大のための研究・開発拠点としての機能させるのに加え、基礎研究を行う先端材料研究所(滋賀)の中国ブランチとしての機能も備える。今後、飛躍的拡大が見込まれる中国市場で東レグループの事業拡大を推進するため、現地で中国顧客の固有ニーズを把握し、現地ニーズに合った新商品・技術の開発を進めるとともに、技術サポートによる顧客対応を強化する。

従来から取り組んでいる樹脂、フィルム、水処理・アメニティなどの研究分野を強化するほか、フィルム加工や炭素繊維複合材料、電子情報材料などの製品開発・技術開発サービスを新たに開始する。基礎研究については、中国の優秀な研究人材を登用、日本の先端材料研究所と一体となってグリーンイノベーションに関連した先端材料の創出に取り組む。

また、上海は、中国の重要顧客へのアクセスが容易なことや、レベルの高い大学が近いことから、繊維以外の分野の中国での研究・開発の拠点として、今後さらに体制を強化していく。これらの機能を充実させるため、既にTARCの隣接地の借地権を取得しており、2013年12月完成を目指した新研究棟も建設する。

一方でTFRCは、繊維の研究・開発拠点としての機能に特化する。