ホンダ・フリードスパイク・ハイブリッド《撮影 高木啓》

ホンダの伊東孝紳社長は28日、さいたま市内で報道陣と懇談し、国内のコンパクトカー市場に関して「ハイブリッドが間違いなく主流になってくる」との考えを示した。

伊東社長は「国内の軽自動車を除く中で、我々のハイブリッド車の割合は半分に近づきつつあり、やはり日本のお客様にかなり支持されているという実感がある」とした上で、「フィット系の商品群では我々が得意としているシンプルで効果が高いハイブリッドが間違いなく主流であると踏んでいる」と述べた。

ホンダは来年、フィットの電気自動車(EV)を市場投入するが、「EVは、素晴らしい環境性能もあるし、魅力のあるクルマだが、たくさんの人々にというレベルには、まだ実用性が伴ってない。EVならEVの持ち味、それから使い方、お客様というのをもっと良く勉強して、将来に向けて育てていきたいという位置づけで考えている」と説明。

さらにプラグインハイブリッド車に関しては「走行距離でいえばEVよりはるかに自由度があって、ほぼ通常の使い勝手と同じレベルであり、近々における可能は大きい。しかしバッテリー搭載量が多いということでいうと、それだけのコストが上がり、売価に反映されるため、それと燃費の効果とのバランスポイントがまだ研究対象だと思う。これをどう事業化していくかは、ちょっと時間をかけて勉強したい」との考えを明らかにした。

ホンダ・伊東孝紳社長《撮影 小松哲也》 ホンダが埼玉県に無償貸与したフィットEV《撮影 小松哲也》