オートモーティブワールド 前薗雄飛 事務局長 インタビューのようす

アジア最大級のクルマの電子化・電動化・軽量化の専門技術展が「オートモーティブ ワールド2012」(主催:リード エグジビション ジャパン)では、2012年1月18日から20日までの3日間の会期中に様々な国内外の専門家によるセミナーが連日開催される。事務局長の前薗雄飛氏は、こうしたセミナーが技術展と並ぶ大きな柱だと語る。(インタビュー後編)

‐‐‐:「オートモーティブ ワールド2012」の会期3日間に連日、専門技術セミナーが午前から午後まで組まれていますね。

前薗氏(以下敬称略):EVから、カーエレクロトニクス、さらには軽量化までを網羅したセミナーが今回そろっています。その中でも見どころは「基調講演(1月18日10:30〜12:30)」です。日欧米3極のトップ3名が次世代自動車の開発について講演します。まず日本からはトヨタ自動車の吉田守孝常務役員。制御技術と電子技術を担当されている役員で、レクサス『LS』のチーフエンジニアも務められています。欧州からはフォルクスワーゲン(VW)の執行役員で、グループE-tractionのトップを務めるルドルフ・クレブス氏。米国からはフォード・モーターのグローバル・エレクトリフィケーション・ディレクターのナンシー・ジオイア氏。この3極のトップがそろって次世代自動車の開発について話をするのは初だと思います。

‐‐‐:基調講演のほかにどのようなセミナーが予定されていますか。

前薗:基調講演を聴講されるのは会社の役員などエグゼクティブの方々が多いので広いコンセプトの話になりますが、基調講演以外のセミナーは、現場の技術者の方々が聴講されるテクニカルセッションとなっています。ハイブリッドやEVをテーマにしたセミナーは定例でやっていますが、その中でも「CAR-1(1月18日13:30〜16:00)」では日産自動車『フーガハイブリッド』の開発担当者が講演されます。また「CAR-2(1月19日9:30〜12:00)」ではホンダ『フィットEV』の開発担当者や、米テスラモーターズのアジア太平洋地域担当ディレクターの講演があります。

‐‐‐:今回新たに取り上げるテーマはありますか。

前薗:初めてのテーマとしては「CAR-5(1月20日13:30〜16:00)」に次世代テレマティクスを取り上げます。ITSジャパン、日産自動車、日本マイクロソフトのそれぞれの担当者が講演します。それから「CAR-6(1月18日13:30〜16:00)」では、『アナリストが語る!新興国攻略の鍵とは?』をテーマとしています。前回は中国だけを取り上げましたが、今回は中国にインドネシアとブラジルを加えて、それぞれの市場について詳しいアナリストの方々に攻略の鍵をお話し頂きます。

‐‐‐:軽量化に関するセミナーも今回初めてですね。

前薗:「CAR-10(1月20日13:30〜16:00)」は軽量化技術についてのセッションです。新材料ということで、ハイテン(高張力鋼板)で住友金属工業、CFRP(炭素繊維強化樹脂)では東レのそれぞれの担当者が講演されますし、さらに独アウディのホワイトボディ生産における複合材料コンセプトに関する講演もあります。もちろん、従来からシリーズでやっているセミナーの中にも非常に注目のテーマがちりばめられています。

‐‐‐:セミナーそのものが注目のイベントで、展示会の付属品ではないのですね。

前薗:セミナーは展示会と並ぶもうひとつの大きな柱ですね。前回の基調講演には1929名が聴講しました。1つのセミナーで2000名近いというのは我々が主催している他の展示会の中でもない数です。今回の基調講演もそれと同じくらいの規模になるという手ごたえはあります。

‐‐‐:セミナーの聴講は無料ですか。

前薗:聴講は1セミナーあたり2万7000円です。決して、お安くない金額ですが、払って頂く分の価値があります。毎年、満席になって立ち見になるセッションもありますので、興味があるセミナーがあれば、お早めにお申し込み頂きたいと思います。1月13日までに申し込み頂ければ各セミナーとも2万4000円の特別料金で聴講することができます。

‐‐‐:展示会場は広くて、セミナーも連日開催されるわけですが、見方のコツはありますか。

前薗:必ず見たい、話を聞きたいという出展社には、オートモーティブ ワールドのWEBサイト上に設けた「e-ガイドブック(出展社・出展製品検索)」を通じて、ご自身でアポイントをとって頂くのがお勧めです。出展社側もアポイントを待っている状態です。「e-ガイドブック」のアポイントを取るというところクリックして頂ければ、メーラーが立ち上がってアポイントがとれるようになっています。またセミナーについても事前に申し込んでおけば、さらに時間を有効活用できます。

‐‐‐:最後に来場者へメッセージをお願いします。

前薗:やはりカーエレであるとか、EV、ハイブリッドそれから軽量化に関わる技術者にとって、本当に課題解決にまたとない機会になると思います。必ず解決できるソリューションが、この会場の中にあると思います。円高を始め、ヨーロッパの混乱など色々とありますけど、そういった中でも必ずやっていかなければいけないのがクルマの開発、研究です。オートモーティブ ワールド12の中には最新技術があるので、ぜひお越し頂きたいですね。展示会場は非常に広いです。1社あたりみるのに5分から10分かけただけでも1日ではまわりきれない数になりますので、2日間、3日間といらして頂きたいですね。

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