帝人化成は13日、ポリカーボネート(PC)樹脂として世界最高水準の表面硬度を実現した特殊樹脂を開発したと発表した。今回開発した特殊樹脂は、「コーティングレス」「塗装レス」とし、環境負荷も低減させた。

同社が開発した特殊PC樹脂は、樹脂の分子設計から見直すことで、高い透明性や耐衝撃性を維持したまま、表面硬度をPC樹脂の最高水準「H」まで高めることに成功。流動性もPC樹脂と同等の高さを有しているため、薄肉成形にも適している。

また、表面保護のためのハードコーティングや塗装を不要とした「コーティングレス」「塗装レス」を実現することで、生産効率の向上やコーティング・塗装による環境負荷の低減、トータルコストの削減も期待できる。

同社では、新開発の特殊樹脂を自動車の内装やエレクトロニクス製品の筐体など、幅広い用途への展開を目指す。5年後には年産数百トン規模まで拡大する計画で、今後の量産体制確立へ向けた実用化の検討を進める。