オートモーティブワールド 前薗雄飛 事務局長

アジア最大級のクルマの電子化・電動化・軽量化の専門技術展が「オートモーティブ ワールド2012」(主催:リード エグジビション ジャパン)が2012年1月18日から20日までの3日間の会期で、東京ビッグサイトで開催される。回を重ねるごとに規模、来場者とも拡大を続けている、このイベントのみどころなどについて、事務局長の前薗雄飛氏に聞いた。(インタビュー前編)

‐‐‐:クルマの電子化・電動化・軽量化の専門技術展としてアジア最大級ということですが、まずはイベントの概要からお聞かせください。

前薗氏(以下敬称略):もともと「インターネプコンジャパン」という2012年で41回目を迎えるエレクトロ二クスの製造・実装技術展がありまして、それを毎年1月に東京ビッグサイトで行っています。この中に5年ほど前から、例えばハンダのところに車載向けのハンダが出展されたりとか、車載向けの電子部品の展示がされるようになるなど、クルマというアプリケーションに向けた技術展示が増えてきました。それに伴って、来場者、出展社の双方からクルマに向けた技術を集めた展示会をやってくれないかというお声を頂きまして、2009年に「国際カーエレクトロニクス技術展(カーエレJAPAN)」という形で第1回を開催しました。そこから次の年に「EV・HEV駆動システム技術展(EVジャパン)」、2011年には「クルマの軽量化技術展」を立ち上げて、この3つを合わせて「オートモーティブ ワールド」という総称をつけて開催しています。

‐‐‐:それぞれが独立した展示会として切り離されていったわけですね。

前薗:「カーエレJAPAN」自体はインターネプコンの中から派生的に生まれてきたものですが、そこに自動車という柱を打ち立てて、そこからEV・HEV、軽量化という流れをつくってきています。ゆくゆくは現在、同時開催しているインターネプコンとは、別の会期に行われる展示会にしていきたいと思っています。

‐‐‐:各イベントとも「商談・受注を目的とした展示会」と銘打ってますね。

前薗:やはりプロが見るための、プロの技術者が技術相談あるいは商談を目的にいらっしゃる展示会です。ですから展示会場を見て頂ければわかりますが、派手に音量高くプレゼンテーションをやっているところはほとんどありません。ブース内には椅子と机が置かれていて、技術者の方が無骨に自社の技術について説明し、それを静かに来場者が聞いているというプロ向けの展示会です。

‐‐‐:そうしますと各ブースは展示コーナーと商談コーナーが併設されているわけですか。

前薗:ほとんどがそうです。ですから、各ブースとも技術展示は見学者であふれていて、商談コーナーも全部が埋まるくらいに、商談が活発に行われていて、非常に熱気が伝わる展示会になっています。

‐‐‐:オートモーティブ ワールド2012の特徴は。

前薗:まずひとつ前回と大きく違うのは規模です。2011年に比べて2012年は規模が1.5倍になり、出展社数が前回の301社から500社に増えます。

‐‐‐:出展する企業の顔触れは。

前薗:各カテゴリーの有力企業が軒並み出展してきているというのが特徴のひとつです。例えば車載半導体でいうと世界の1位から7位まで全て出揃っています。インフィニオンテクノロジーズ、フリースケール・セミコンダクタ、STマイクロエレクトロニクス、リニアテクノロジー、ルネサスエレクトロニクス、そういったところが軒並み出展をしてきています。あるいは電子部品では、これまで過去3回出展していなかったパナソニックが今回、初出展します。あるいはルビコン、ニチコン、日本ケミコンというコンデンサ、蓄電技術の大手も出そろいます。このほか、世界ナンバーワンの自動車部品メーカーであるボッシュが出展をしている。また、日立オートモーティブシステムズは新規出展ですね。車載モーターでは日本電産。なかなかこうしたイベントには出展されないんですけど、車載モーターについては日本電産の永守重信社長が注力するんだということを表明されていて、出展が決まっています。

‐‐‐:海外からの出展はどうですか。

前薗:前回の「オートモーティブ ワールド2011」では台湾パビリオンをつくったんですが、今回は新たに韓国パビリオンを設けて、韓国のメーカーが一堂に会すようになります。

‐‐‐:来場者数の目標は。

前薗:前回が2万3483名でしたが、今回は3万5000名を予定しています。

‐‐‐:前回の来場者数が2万3483名ということですが、1ケタ台まで把握しているのですね。

前薗:これは弊社のポリシーです。人数に関してはうそをつかないということをカンパニーポリシーとしてやっています。また数え方も、同じ人が何日間にわたって来られても1人としてしかカウントしません。もちろん同じ日に出たり入ったりしても、カウントは1回だけです。単純に受付で名刺を頂いたその数だけですね。見た目のカウントではなく、まさに名刺の数だけです。海外では来場者が何人来たかで、次の出展を決めますので、来場者数というのは非常に重要な数字です。ですから我々主催者だけでなく、出展社側にとっても正確な数字が必要になるのです。

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