トヨタ/レクサスブース(東京モーターショー11)≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車の伊地知隆彦取締役専務役員は9日開いたアナリスト向け業績見通し説明会で、現在の円高水準について「今まで経験してないような影響が出ている」と述べた。

トヨタは2012年3月期の連結営業利益予想を従来の4500億円から2000億円に下方修正した。このうちタイの洪水影響は1200億円、為替影響は1900億円としており、円高によるインパクトがタイ洪水を上回っている状況だ。

伊地知専務は「今回(業績修正するまでの)この2か月間で起こったことは、すべての通貨に対して円高に動いている。ドル、ユーロはもちろん、豪ドル、カナダドルに対しても、そしてちょっと大きいのがルーブルに対して大変な円高がここ2〜3か月進んでいる」と指摘。

具体的な影響額としては「米ドルで700億円、ユーロで250億円、豪ドルで250億円、ルーブルで300億円、その他カナダドルを含めて100億円。為替の換算が約300億円で、トータルで1900億円の影響が出ている」と説明した。

その上で伊地知専務は「やはり80円を超えた円高というのは相当で、我々を取り巻く風景が変わってきているというのが、この収益見通しに如実に表れていると思っている」と述べた。