トヨタ自動車・小澤哲副社長≪撮影 小松哲也≫

トヨタ自動車の小澤哲副社長は9日、各国通貨に対し円高が進行していることを受けて日本からの輸出車両について「相当な形で値上げをしている」ことを明らかにした。小澤副社長は同日都内で開いた業績見通し説明会後、一部報道陣に対し語った。

小澤副社長は「ある地域については台数を落としてでもいいから値上げをして下さい、あるいはラインナップからこの車そのものを落として下さいというようなことも含めて対応している」と説明。

さらに「その結果がきょう(発表)の台数にも一部、やっぱり影響という形で出てきている」と述べた。トヨタは2011年度の連結販売台数見通しを従来の760万台から738万台に下方修正した。このうちタイの洪水による影響は23万台としているが、その一方で国内販売を5万台上方修正している。

小澤副社長は値上げによる具体的な影響台数や地域について明らかにしなかったが、今回の販売台数見通しの下方修正はタイ洪水だけではなく、円高を背景にした海外市場での値上げによる影響も織り込んだ格好となる。

トヨタ自動車・業績見通し説明会≪撮影 小松哲也≫