トヨタ Fun-Vii(東京モーターショー11)《撮影 トヨサキジュン》

トヨタ自動車の小澤哲副社長は9日の業績予想発表の記者会見で、タイの洪水被害からの生産回復が、同社の想定を上回るペースで進んだことから「日本のモノづくりの底力を改めて感じた」と語った。

しかし、一方で今回も調達のネックとなった電子部品などは「海外に生産が出て行っていて、空洞化が進んでいることが分かった」とし、「日本のモノづくり基盤の崩壊が始まっているとの、大きなショックを受けた」と、感想を述べた。

こうした従来の自動車産業以外からの部品や素材の調達については「サプライチェーンをきっちり調べ上げ、(災害に)どう準備して行くかの構えが必要」と指摘した。一方で、そうした対処は、在庫を抑制する「トヨタ生産方式の考え方の範囲内」とし、同社の生産方式が大きく変わることはないとの認識を示した。