自動車用カーボンファイバー複合素材の共同開発で合意した帝人とGMの両首脳

GMと帝人(テイジン)は8日、車両重量を減らし、燃費を向上させることを目的として、自動車用カーボンファイバー複合素材を共同開発すると発表した。

帝人は、カーボンファイバー素材のリーディングカンパニー。同社が独自開発したのが、CFRTP(カーボン・ファイバー・リンフォースド・サーモ・プラスチック)だ。

これは、帝人の熱可塑性CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)技術を用いたカーボンファイバー複合素材。成形に10分以上がかかる熱硬化性樹脂を使ったCFRPに比べて、1分以内で成形できるのが特徴だ。これにより、CFRPの量産が見込めるようになった。

両社は2012年にも、米国に共同開発拠点を設ける計画。米国をはじめ、世界市場で自動車の燃費規制は厳しさを増しており、GMは帝人とカーボンファイバー複合素材を共同開発して、燃費規制への対応を図る。

GMのスティーブ・ギルスキー副会長は、「カーボンファイバー技術が自動車産業に変革を起こす可能性がある」とコメント。帝人の亀井範雄 代表取締役は、「当社のカーボンファイバー技術は、自動車の劇的な軽量化を実現するもの」と述べている。