2011-2012年日本カーオブザイヤーは電気自動車の 日産リーフ。《撮影 椿山和雄》

今年のCOTY 10ベストカーはエコなクルマがほとんど。EV、HV、エンジンのダウンサイズカー、そして第3のエコカーが主役だった。個人的には『リーフ』のEVとして現時点で可能な限りの実用性と近未来的な様々なアプローチ、発展性、充電設備への投資など、EV普及のための礎(いしずえ)となる仕上がり、取り組みを大きく評価した。イヤーカーとして選ばれて当然だと思う。

そして惜しくもインポートオブザイヤーを逃したものの、走って最も気持ち良く、身も心もとろけたのがプジョー『508』。セダン、ツアラー(ワゴン)ともにデザインも秀逸。乗り心地&輸入車燃費大賞はVW『パサート』。圧倒的完成度の高さではベンツ『Cクラス』。MCモデルではあるけれど、とくに「C200」は最高だ。そしてベスト・オブ・HVワゴン&ペットフレンドリーカーとして『フィットシャトル』である。おっ、それって本賞5台の配点そのものだったりして…。

第3のエコカー、ダイハツ『ミライース』は30km/リットル(JC08)の燃費と低価格を追求するあまり二の次にされた乗り心地や装備がちょっと残念。ボルボ『S60/V60』はエクステリアデザイン、万全な安全性などに大きな魅力があるのは認めても、購入するならベターな4気筒エンジンのノイジーさ、走るとフツーなところに抵抗アリ。『デミオ』はより『アクセラ』が気に入っているわけで…。


青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフジャーナリスト
東京都出身。自動車専門誌編集者を経てフリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌、一般誌、ウェブサイト、ラジオなどに寄稿、出演。クルマの実用性を数値で表す、独自の計測機器によるパッケージ寸法データを蓄積中。試乗記、購入ガイドなどの執筆のほか、コンパニオンアニマルとしての愛犬と楽しむ快適自動車生活を各方面で提言。webサイト「ペット大好き!」ではペットと泊まれる宿を覆面調査&評価する「わんわんミシュラン」を連載中。

2011-2012年日本カーオブザイヤーは電気自動車の 日産リーフ。《撮影 椿山和雄》 青山尚暉氏