東電 松本純一本部長代理(2日・東電本店)《撮影者 中島みなみ》

東京電力は2日午前の会見で、福島第一原発の吉田昌郎前所長の入院について見解を発表した。「病気と被曝との因果関係は考えにくい、という専門家の結論をいただいた」と、松本純一原子力・立地本部長代は述べた。

吉田前所長の状況について、健康診断での結果から放射線被曝との因果関係はないとされていたが、改めて東電が放射線医学総合研究所(千葉市)に分析を依頼。吉田氏の病名、昨年の健康診断データ、過去分と3月11日以降の被爆線量の資料データなど提供した結果、理事の明石真言博士が判断した。東電は1日夜にその結論を得て、経済産業省に報告した。

吉田氏は11月中旬に異常が本人に伝えられ、現時点では病名が確定している。同24日から入院し、治療に入った。退院の予定は、まだわかっていない。病名や原発事故後の被曝線量は「本人の希望とプライバシーの尊重から公開を控えたい」(松本氏)とした。

放射線と病気との因果関係は、枝野幸男経済産業相も確認を指示していた。