東洋ゴム工業は1日、タイヤ制動時におけるエネルギーロスを低減するために、ナノレベルでゴム材料開発を制御する「ナノバランステクノロジー」を体系化したと発表した。

ナノバランステクノロジーは、ゴム材料の分析/解析/素材設計/加工という4つの体系を横断的に統合した独自のタイヤ技術基盤で、環境性能グレード「AAA-b」を取得した同社の低燃費タイヤ「ナノエナジー」実現の源泉となったもの。

ナノエナジーでは、ナノ分析における観察、およびナノ解析における検証、さらにナノ素材設計における機能構造構築を経たうえで、最終的に、温度制御によりゴム材料において「シリカ分散」と「凝集で発生するエネルギーロスの制御」を図るナノ加工手法を確立。これによって、ゴム材料面から転がり抵抗の低減、その他の構造的改善を組み合わせることで、タイヤ環境性能の高度化を実現した。

同社は、今後もナノバランステクノロジーを進化させながら、環境性能を充足したさらなる高付加価値タイヤの創出を目指す。