中国上海汽車傘下にある英国MGの新型車、MG6の衝突テスト

欧州で唯一の公的衝突テストを行うユーロNCAPコンソーシアムは23日、英国の名門で、現在は中国の上海汽車傘下にあるMGの新型セダン、『MG6』の衝突安全テストの結果を公表した。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行う。日本や米国の基準とほぼ同じ、世界で最も厳しい条件で実施される衝突テストである。

2009年2月、ユーロNCAPは新評価システムを採用。評価の割合に応じて、ポイントが配分されるようになった。最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの50%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者保護性能」には各20%、エアバッグやABS、ESCなどの「安全補助装置の有無」には10%を配分する。最高評価の5つ星を獲得するためには、総合評価90ポイント以上が目安とされる。

MG6のテスト結果を検証すると、成人乗員保護性能は26点。運転席のダミー人形への傷害レベルが、前面衝突での大腿部、側面衝突での胸、むち打ち想定テストの各テストで、5段階評価で上から3番目の「MARGINAL」。しかし、それ以外のダミー人形への傷害レベルは総じて低いと評価された。

また、子ども乗員保護性能は35点。これは同時に結果が公表されたレンジローバー『イヴォーク』の37点に接近。歩行者保護性能は15点で、イヴォークやGMのシボレー『ボルト』に並んだ。安全補助装置の有無は5点だ。

この結果、MG6の合計ポイントは81点となり、総合評価は上から2番目の4つ星。同時にテスト結果が公表された中国浙江吉利控股集団傘下の吉利汽車(ジーリー)のEMGRANDブランド、『EC7』とともに、中国メーカー傘下のブランドが4つ星評価を得た。

今回の結果について、ユーロNCAPのMichiel van Ratingen氏は、「中国車が最高評価の5つ星を獲得する日も近いのではないか」と述べている。

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