新アイドリングストップ「AS&G」を搭載した三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》

10月にマイナーチェンジを受けた三菱自動車のコンパクトSUV『RVR』。アイドルストップ機構「AS&G」を装備した新型RVRの10・15モードおよびJC08モード燃費はFWD(前輪駆動)がそれぞれ17km/リットル、15.8km/リットル、AWD(四輪駆動)がそれぞれ16.8km/リットル、15〜15.4km/リットルと、SUVとしてはかなり良好なスコアである。

RVRのFWDモデルで東京と愛知県・岡崎市の間を一般道、高速道路、山岳路を交えて走ってみたところ、平均燃費は13.8km/リットルであった。ロングドライブではあったが第二走行車線以降の優速な流れに乗ったクルーズ、急勾配続きのワインディングロード、日曜の大渋滞など、燃費に有利なコンディションとは程遠かったことを考慮すると、コンパクトSUVとしては優秀な燃費と言えるだろう。

燃費が最も良くなりそうなのは、信号の少ない地方道をクルーズしたとき。市街地走行で印象的なのは、AS&Gがかなりこまめに作動すること。空振りすることがほとんどなく、信号待ちなどでのロスは最小限だ。が、スロットルを格別絞った運転をしなかったうえ、燃費的に美味しいスロットルワークをいまひとつつかめずじまいだったこともあって、市街地燃費は10km/リットル強にとどまってしまった。高速道路の燃費はゆったり流している時はかなり伸びる半面、3ナンバーSUVの前面投影面積の大きさが影響してか、速度を上げた時の燃費の落ち込みはセダンモデルより大きいように感じられた。

注目の新エンジンとアイドルストップ機構AS&Gだが、エンジン停止と再始動は非常にスムーズ。右足でブレーキからアクセルに踏み替える場合、ちょっと意地悪して素早く踏み替えてもスタートが遅れるようなことはなかった。また再始動時のクランキングは非常に短く、パワートレインの揺れも抑制されていた。アイドルストップのフィールが好きでないというドライバーにもまずまず受け入れられそうな仕上がりだ。

また、マイナーチェンジでは足まわりも比較的大きな変更を受けた。RVRは新型クリーンディーゼルの採用を機に欧州で販売を大いに伸ばしている。「速度域が高い欧州でのユーザーの意見を取り入れて、高速道路でのフラット感を高め、突き上げ感を減らし、コーナリング性能も向上させた」(三菱自動車関係者)という。

実際に高速道路をクルーズしてみたところ、路面のうねりを舐めるようにフラットに走るフィーリングは欧州メーカーのSUVに近い感覚で、乗り心地も非常に良好であった。燃費向上とあいまって、ツーリングへの適性は相当上がったというのが卒直な印象だった。

新アイドリングストップ「AS&G」を搭載した三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱 RVR《撮影 宮崎壮人》 三菱RVRパワートレーン開発メンバー《撮影 宮崎壮人》